フランキンセンス精油とは?花でも葉でもない「樹脂」の香り

← アロマテラピー検定と精油の記事一覧

香りの手帖(近日公開)アロマテラピー検定2級の○×一問一答と、精油の図鑑のアプリです。問題も図鑑も無料(広告あり)。Google Play で公開の準備をしています。

精油の原料を想像すると、花や葉、果物が浮かびます。そこに「樹脂」という少し意外な材料を加えてくれるのが、フランキンセンスです。

乳香という名前で聞いたことがある人もいるかもしれません。小瓶を知るだけでなく、もともとの植物や香料の姿を知ると、この精油への興味が広がります。

基本プロフィール

項目内容
精油名フランキンセンス。乳香とも呼ばれる
原料植物ニュウコウジュの仲間
代表的な学名表記の例Boswellia carterii。製品にはBoswellia carteriの表記もある
科名カンラン科
抽出部位樹脂
代表的な抽出方法水蒸気蒸留法
香りの目安樹脂らしい落ち着きに、さわやかさやスパイスを思わせる印象

市販のフランキンセンスには異なるBoswellia属植物を原料とする製品もあります。購入する際は、商品名に加えて学名も確認してください。

「樹木の香り」でも、木材を使うとは限らない

樹脂は、花や葉とは違う植物由来の素材です。フランキンセンス精油では、この樹脂から香りを取り出します。

ここで「木から採れるから木材」と覚えないことが大切です。植物のどこを利用するかで、精油のプロフィールは変わります。

11種類の一覧を見ながら、フランキンセンスだけに樹脂の印をつけてみましょう。部位の違いが、名前を思い出す手がかりになります。

古くからの香りに、静かな時間を重ねてみる

フランキンセンスは、古代エジプトや宗教儀式で香料として用いられてきた歴史があります。

こうした背景を知ると、香りの感想も変わるかもしれません。ただし、歴史上大切にされたことは、現代の病気への治療効果を証明するものではありません。

本を閉じたあとの時間や、一日の予定を書き終えたときなど、静かに過ごす場面に香りを添える。そのような使い方を考えると、効能の一覧だけで選ぶのとは違う楽しみ方ができます。

樹脂を焚くことと、精油を香らせることは別

フランキンセンスを調べると、粒状の樹脂を焚く方法が登場することがあります。しかし、樹脂を薫香として使う方法と、抽出した精油の芳香浴は別のものです。

樹脂の使い方を読んで、精油を火へ直接垂らしたり、説明のない器具で加熱したりしないでください。精油と器具の使用説明に従います。

まず精油の香りを知りたい場合は、精油に対応した芳香器など、製品が案内する方法から考えましょう。

検定では、名前と部位の組み合わせを軸に

「フランキンセンス=カンラン科・樹脂・水蒸気蒸留法」。まずこの組み合わせを整理し、公式テキストの内容を重ねます。

使うときは原液塗布や飲用を避け、不快なら中止してください。スキンケア製品に配合されていても、精油をそのまま顔へつけてよいわけではありません。

花や果物とは違う場所から生まれる香りを知ると、植物の見え方も少し変わります。フランキンセンスは、精油の原料の幅広さを教えてくれる一本です。

あわせて読みたい

参考情報

このページについて

アロマテラピー検定は公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)の検定です。このページは AEAJ の公式記事ではありません。検定制度は2026年10月19日時点の公開情報で確認しています。受験する回の受験要項と、指定の公式テキスト・訂正情報もあわせて確認してください。

香りの感じ方には個人差があります。記事中の勉強法・記録のしかた・暮らしでの楽しみ方は Souba Apps の提案で、病気の治療や特定の効果を保証するものではありません。体調に不安があるとき、妊娠中、子どもやペットのいる環境では、医師・獣医師などに相談してください。

内容には万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。誤りを見つけられた場合は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ修正します。

アロマテラピー検定と精油の記事一覧