名刺交換はどう進める?渡し方・受け取り方と迷う場面の基本

← 秘書検定と職場の言葉の記事一覧

なにから?秘書検定3級(近日公開)秘書検定3級を○×の一問一答から始める問題集のアプリです。全部無料(広告あり)。Google Play で公開の準備をしています。

名刺交換は、手の動きを覚えるだけでは進めにくい場面があります。相手も同時に名刺を出したり、名前の読み方が分からなかったりするためです。相手を確認し、自分を伝えるやり取りとして、基本を整理しましょう。

訪問前に名刺と名乗る内容を準備する

名刺は、必要な枚数を取り出しやすい状態にしておきます。折れや汚れのないものを使い、名刺入れを確認します。訪問人数が分かっているなら、交換する相手が増える場合も考えて準備しましょう。

名乗る内容は、会社名、部署名、氏名などです。「青葉企画、営業部の森田と申します。本日はよろしくお願いいたします」のように、聞き取りやすく伝えます。これは本記事で作成した例です。名刺の文字を相手が読んでいるからといって、名乗りを省く必要はありません。

机の奥から慌てて探すより、挨拶に移れる状態を整えるほうが落ち着いて対応できます。ただし、すぐ交換するかは相手の案内に合わせます。受付や移動の途中で、足を止めて無理に交換しようとしないことも大切です。

相手が読める向きで差し出す

塩尻市の接遇マニュアルでは、名刺を相手が読める向きで差し出し、名前などを指で隠さないようにする基本が示されています。立って挨拶できる状況では立ち、相手に向き合います。

自分から挨拶する側や訪問する側は、相手の様子を見て差し出すと進めやすくなります。「どちらが先か」にこだわって、相手が差し出した名刺を待たせないようにしましょう。相手が先に出した場合は、受け取る動きに移ります。

名刺を極端に低く下げたり、相手より下の位置を取り合ったりする必要はありません。相手が無理なく受け取れる高さと距離を考えます。机を挟んで手が届かない場合は、回り込める場所を確認し、危ない姿勢で手を伸ばさないようにします。

同時に差し出したときは受け取りを優先して整える

同時交換では、自分の名刺を右手で差し出し、相手の名刺を左手で受け取り、交換後に右手を添える方法があります。ただし、相手の動きや持ち物によっては、その形にできない場合もあります。

決まった手順を完成させるために、相手の名刺を宙に浮かせたまま待たせないことが大切です。受け取ったら両手を添えられる位置に整え、「頂戴いたします」と挨拶します。受け取りの言葉も、一つだけが唯一の正解というわけではありません。

名刺入れの上に重ねる場合も、文字が隠れたり滑り落ちたりしないようにします。指先の形より、相手の情報を丁寧に受け取れているかを確かめましょう。荷物が多い場合は、いったん置ける場所を案内してもらう方法もあります。

名前の読み方はその場で確かめる

名前を読めなかったときは、推測して呼び続けるより、交換の際に確認します。「恐れ入ります。お名前は何とお読みすればよろしいでしょうか」と尋ねられます。読みを教えてもらったら、短くお礼を伝えます。

迷った場面対応の例
名乗りを聞き取れなかった恐れ入ります。お名前をもう一度伺えますか。
名刺の読み方が分からないお名前は何とお読みすればよろしいでしょうか。
自分の名刺を切らしていた名刺を切らしており、申し訳ございません。改めてお渡しいたします。

名刺切れを補う方法は、相手や勤務先の連絡方法に合わせて相談します。その場で個人の連絡先を渡すなど、準備していない対応を急いで決める必要はありません。再送することを約束したなら、実行できるよう記録します。

名刺の名前と聞いた名前が違うように感じても、「間違っています」と決め付けません。旧字体、通称、担当の変更など、こちらが知らない事情もあり得ます。確認したい箇所を静かに尋ねます。

交換後も名刺を丁寧に扱う

着席後、受け取った名刺を手元に置いて相手を確認することがあります。複数人なら、席の順に並べると名前を確認しやすくなります。ただし、机が狭い場合やすぐ移動する場合まで、並べたままにする必要はありません。

相手の前で名刺を折ったり、断りなく書き込んだりすることは避けます。メモが必要なら自分のノートに残します。しまう時機は会話や片付けの流れを見て判断し、名刺を置き忘れていないかを確かめます。

本記事の参考資料は2026年10月22日に確認しました。名刺交換の作法には、組織や場面による違いがあります。例文は独自に作成しており、本記事は実務技能検定協会の公式記事ではありません。

あわせて読みたい

参考情報

このページについて

秘書検定(秘書技能検定)は公益財団法人 実務技能検定協会の検定です。このページは協会の公式記事ではありません。試験の制度・日程は、受験する回の協会の案内で確認してください。

敬語や表記には、場面や組織によって考え方に幅があるものがあります。記事中の例文は Souba Apps が作ったもので、過去の試験問題ではありません。

内容には万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。誤りを見つけられた場合は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ修正します。

秘書検定と職場の言葉の記事一覧