なにから?秘書検定3級(近日公開)秘書検定3級を○×の一問一答から始める問題集のアプリです。全部無料(広告あり)。Google Play で公開の準備をしています。
相手が読むことを立てて言うなら「お読みになる」が基本です。「お読みする」は、自分側が相手のために読み上げるような場面で使います。「お」を付けたら同じ敬語になるわけではないため、まず誰が行う動作かを確認しましょう。
「お〜になる」は相手側の動作を立てます
「先生がお読みになる資料」のように、読む人を立てる形です。普通の言い方で「先生が読む」としたとき、主語が敬語でも変わっていないかを見ます。
「お持ちになる」「お帰りになる」なども、動作をする人を立てる表現です。ただし、全ての動詞へ機械的に付けられるわけではありません。「見る」なら「ご覧になる」のように、特別な形を使う語もあります。
知らない形に出会ったら、その場で長い敬語を作るより、資料で用法を確認します。丁寧に見えるかではなく、意味と形の両方を確かめることが大切です。
「お〜する」は動作の向かう先を立てます
「私がご案内をお読みします」なら、相手に向けて自分が読み上げる場面が考えられます。「お届けする」も、自分側が届けることを通して、届け先の相手を立てます。
| 誰が何をするか | 独自例文 |
|---|---|
| 相手が説明文を読む | こちらの説明文をお読みになりますか。 |
| 自分が相手へ読み上げる | ご希望でしたら、私がお読みします。 |
| 相手が荷物を持つ | お客様がお持ちになる荷物です。 |
| 自分が相手の荷物を持つ | よろしければ、荷物をお持ちします。 |
自分が一人で読むだけの話に、いつも「お読みする」を使うわけではありません。相手へ向かう動作かどうかが重要です。自分の行動を改まって述べることと、向かう先を立てることを分けて考えます。
「お〜する」を相手の主語に付けないようにします
相手へ資料を渡すとき、「こちらをお読みしますか」と尋ねると、誰が読むのかが変わってしまいます。相手自身に読むかを尋ねたいなら、「お読みになりますか」と整えます。
一方、自分が読み上げる申し出なら、「私がお読みしましょうか」と主語を補えば、役割が分かりやすくなります。語尾の置換だけで直すより、主語を明らかにする方法が役立ちます。
同じ内容でも、質問、依頼、申し出で文の形は変わります。「読んでほしい」のか、「読む予定を聞きたい」のかを決めてから敬語を選びましょう。
自分の動作に「お」があっても、直ちに誤りではありません
「自分のことに、おを付けてはいけない」とだけ覚えると、「お待ちします」「お送りします」まで不適切だと思うことがあります。しかし、相手へ向かう動作を表す謙譲語では、「お・ご」が使われます。
文化庁「敬語の指針」も、自分側の行為に付く「お・ご」を、働きから説明しています。形の長さや、自分が主語かどうかだけで正誤を決めないようにします。
また、「ご説明する」のように漢語を使う形もあります。「お・ご」の選択には語ごとの慣用があるため、どの語にも同じ接頭語を付ければよいと考えないでください。
主語が省略された文では、敬語の形だけを先に直すと迷いやすくなります。「資料をお読みします」なら、誰が、誰に、どのように読む場面なのかを補います。自分が一人で内容を調べる場合と、相手に内容を読み上げる場合では、同じ「読む」でも表現を選ぶ条件が違います。
練習では、一つの例文を相手側と自分側で作り替えてみましょう。「課長が案内を読む」「私が来客に案内を読む」と、まず敬語のない文にします。その後で敬語に直すと、尊敬語と謙譲語を単なる語尾の違いとして覚えずに済みます。完成した文を声に出し、誰の動作か伝わるかも確かめます。
迷ったら、普通の文へ戻してから直します
まず、「相手が読む」「私が相手へ読む」と普通の形で書きます。次に、動作をする人を立てるのか、向かう先を立てるのかを選びます。最後に、質問や依頼など、伝えたい文へ整えます。
練習では、主語だけを入れ替えて意味がどう変わるかを見る方法があります。表の例文も、暗記するより、誰が何をするのかを説明してみてください。例文をそのまま使う際は、実際の相手と場面に合わせます。
確認日:2026年10月22日。文化庁「敬語の指針」の尊敬語・謙譲語の説明を参照しました。本記事は実務技能検定協会の公式記事ではなく、例文は独自作成です。
あわせて読みたい
- 「伺う」と「いらっしゃる」の違いは?敬語の主語から使い分け
- 「おっしゃられる」は二重敬語?自然な言い換えと見分け方
- 「了解しました」と「承知しました」の違いは?職場での選び方
- 「させていただきます」はいつ使う?「いたします」との違い
- 電話の取り次ぎは何と言う?担当者の確認・不在・折り返し
- 「ご苦労さま」と「お疲れさま」の違いは?相手に合う声かけ
- 社外の人に自社の上司をどう呼ぶ?役職・名前・敬語の使い方
- 「恐れ入りますが」はいつ使う?依頼・断りのクッション言葉
- 「よろしかったでしょうか」は間違い?現在の確認と使い分け
参考情報
Souba Apps のほかのアプリ
乙4なにから?危険物乙4危険物乙4の○×一問一答。最初の3単元は無料で解けます。Google Play丙なにから?危険物丙種危険物丙種の○×一問一答。全問無料で最後まで解けます(広告あり)。Google Playこのページについて
秘書検定(秘書技能検定)は公益財団法人 実務技能検定協会の検定です。このページは協会の公式記事ではありません。試験の制度・日程は、受験する回の協会の案内で確認してください。
敬語や表記には、場面や組織によって考え方に幅があるものがあります。記事中の例文は Souba Apps が作ったもので、過去の試験問題ではありません。
内容には万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。誤りを見つけられた場合は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ修正します。