「早急」の読み方はさっきゅう?そうきゅう?依頼の伝え方も解説

← 秘書検定と職場の言葉の記事一覧

なにから?秘書検定3級(近日公開)秘書検定3級を○×の一問一答から始める問題集のアプリです。全部無料(広告あり)。Google Play で公開の準備をしています。

「早急にお願いします」と言うとき、読み方に迷うことがあります。相手に急いでほしい気持ちは伝わっても、いつまでに何をすればよいかは残りがちです。読み方の確認と、依頼の具体化を分けて考えましょう。

「さっきゅう」「そうきゅう」は辞書で確認できる

漢字ペディアの「早急」は、「サッキュウ」を見出しの読みとしています。そのうえで「ソウキュウ」とも読むことを示しています。この辞書を根拠に、「そうきゅうは間違いなので使えない」と断定することはできません。

読み方を一つに決める必要がある資料では、勤務先の用字用語集や読み上げ原稿の指定を確認します。社内の動画や司会原稿など、複数人で読む場合には、事前に読みをそろえると確認の手間を減らせます。自分と違う読みを耳にしただけで、その場で相手を訂正する必要はありません。

意味は、非常に急ぐことです。「早い時期ならいつでもよい」という意味に受け取られないよう、仕事では求めている時期も添えましょう。読み方が適切でも、依頼の条件が曖昧なら、相手は作業の順番を決められません。

「早急に」だけでは締め切りは決まらない

「早急に資料をご確認ください」と書かれても、今日中なのか、会議の前日までなのかは分かりません。依頼する側が想定している速さと、受ける側の判断が一致するとは限りません。

たとえば「明日の打ち合わせで使用するため、本日15時までに数字の部分をご確認いただけますか」と伝えます。用途、期限、確認する範囲を示すと、相手が対応の可否を答えやすくなります。

期限は、理由がある時刻を設定します。急ぎであることを強調するために、実際より早い締め切りを伝えると、次の調整が難しくなります。自分の都合だけで決められないときには、「15時までのご対応は可能でしょうか」と相談する形にできます。

急ぐ依頼でも、作業を小さく具体的にする

「早急に対応してください」だけでは、返信を求めているのか、修正の完了を求めているのかが不明です。まず必要なのは何かを考え、動作を言葉にします。

伝えたい内容自分で作った依頼例
受領したか知りたい資料が届いているか、本日中にご返信いただけますか。
一部だけ確認してほしい14時までに、見積書の数量欄をご確認いただけますか。
対応の見通しを知りたい修正を完了できる時期を、午前中にお知らせいただけますか。

すべてを同時に急いでもらう必要があるとは限りません。先に受領の連絡をもらい、確認の完了時刻を相談する方法もあります。相手が回答しやすい単位に分けると、状況を把握できます。

複数の資料を送る場合は、どの資料を先に扱ってほしいかも示します。「添付の一覧のうち、納品日だけ先にご確認ください」のように書けば、全体の確認に時間がかかる場合でも、必要な情報を先に共有しやすくなります。

「至急」「なるべく早く」への置き換えにも注意する

「早急」を「至急」にすれば、期限の問題が解決するわけではありません。「至急」「なるべく早く」「お早めに」も、具体的な時刻までは示さない表現です。状況に応じた強さの違いはあっても、何時間以内という共通の数値に置き換えることはできません。

急ぐ理由がない連絡では、「お手すきの際に」と書く選択肢もあります。ただし、その言葉と厳しい期限を同時に示すと、どちらを優先すればよいか迷わせます。配慮の言葉は、実際の条件と合わせて使いましょう。

依頼を受けた側も、意味を推測したまま進める必要はありません。「本日17時までの提出でよろしいでしょうか」と確認できます。期限に間に合わないと分かった場合は、途中の成果をいつ共有できるかも添えて相談します。

読み方と依頼の分かりやすさを別々に見直す

送信前には、まず言葉の意味と読み方を確かめます。次に、対象、作業、期限が分かるかを確認します。「早急に」という一語に、依頼の説明をすべて任せないことが大切です。

音声で伝える場合は、数字や時刻をゆっくり話します。必要に応じて、依頼内容を文章でも残します。読みを気にして言い直し続けるより、相手が取りかかれる情報を整えるほうが、仕事の行き違いを減らせます。

本記事の辞書情報は2026年10月22日に確認しました。例文は本記事で作成したもので、検定の出題を再現したものではありません。本記事は実務技能検定協会の公式記事ではありません。

あわせて読みたい

参考情報

このページについて

秘書検定(秘書技能検定)は公益財団法人 実務技能検定協会の検定です。このページは協会の公式記事ではありません。試験の制度・日程は、受験する回の協会の案内で確認してください。

敬語や表記には、場面や組織によって考え方に幅があるものがあります。記事中の例文は Souba Apps が作ったもので、過去の試験問題ではありません。

内容には万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。誤りを見つけられた場合は、お問い合わせからご連絡ください。確認のうえ修正します。

秘書検定と職場の言葉の記事一覧