天ぷら油の火事と、油を拭いた布の自然発火|消し方と捨て方

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なにから?危険物乙4全893問。教科書の順番に進めて、間違えた問題だけ解き直せます。最初の3単元は無料で解けます。

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台所の油は、危険物取扱者の試験でいう「動植物油類」の仲間です。火を止めても燃え出すことがある、拭いた布からも火が出ることがある。どちらも試験で問われる性質で、知っていれば防げます。

下の○×と解説は、学習アプリ「なにから?危険物乙4」に収録しているものです(試験には出ない「ボーナス問題」と、試験対策の問題)。このページのために書き足したものはありません。○か×を押すと、その場で答えと解説が出ます。

天ぷら油は火を消していても発火する

天ぷら油は、火を止めた後でも温度が上がり続ければ発火することがある。

正解です食用油の発火点はおよそ360〜380℃といわれます。加熱したまま目を離すと、この温度に届いて自然に燃え出します。
このとき水をかけると、水が一瞬で水蒸気になって油を吹き上げ、火が広がります。ふたをして酸素を断つ、というのが正しい対応です。
答えは○でした食用油の発火点はおよそ360〜380℃といわれます。加熱したまま目を離すと、この温度に届いて自然に燃え出します。
このとき水をかけると、水が一瞬で水蒸気になって油を吹き上げ、火が広がります。ふたをして酸素を断つ、というのが正しい対応です。

天ぷら油専用の表示

住宅用の消火器には、天ぷら油の火災に対応していることを示す表示があるものがある。

正解です油の火災は、いったん消えても油の温度が下がっていなければ再び燃え出します。そこで、表面に膜を作って再着火を防ぐタイプの薬剤が使われます。
同じB火災でも、家庭の鍋の火災は特に再着火が起こりやすいため、専用の表示で区別されています。
答えは○でした油の火災は、いったん消えても油の温度が下がっていなければ再び燃え出します。そこで、表面に膜を作って再着火を防ぐタイプの薬剤が使われます。
同じB火災でも、家庭の鍋の火災は特に再着火が起こりやすいため、専用の表示で区別されています。

オイルを拭いた布は丸めて捨てない

アマニ油などを拭き取った布を丸めて捨てると、自然発火することがある。

正解ですアマニ油や桐油は乾性油で、空気中で酸化しながら固まります。このとき出る熱が布の中にこもると、火がなくても発火します。
木工や絵画の現場で実際に起きている火災です。使った布は広げて乾かすか、水に浸してから捨てる、という後始末が対策になります。
答えは○でしたアマニ油や桐油は乾性油で、空気中で酸化しながら固まります。このとき出る熱が布の中にこもると、火がなくても発火します。
木工や絵画の現場で実際に起きている火災です。使った布は広げて乾かすか、水に浸してから捨てる、という後始末が対策になります。

消火器にも寿命がある

消火器には使用期限の目安があり、古いものは点検や交換が必要である。

正解です業務用でおよそ10年、住宅用で5年程度が目安とされています。錆びた消火器が操作時に破裂した事故も起きています。
備えは、置いてあることではなく、いざというときに動くことに意味があります。定期点検が制度になっているのは、そのためです。
答えは○でした業務用でおよそ10年、住宅用で5年程度が目安とされています。錆びた消火器が操作時に破裂した事故も起きています。
備えは、置いてあることではなく、いざというときに動くことに意味があります。定期点検が制度になっているのは、そのためです。

試験ではこう問われます

同じ内容は、危険物取扱者 乙種第4類の試験で次のような形で出題されます。

乾性油が染み込んだ布などが積み重なると、酸化熱が蓄積して自然発火することがある。

正解です乾性油の自然発火の典型例です。
答えは○でした乾性油の自然発火の典型例です。

動植物油を拭き取った布は、広げて乾かすか、水に浸してから捨てる。

正解です丸めて重ねると、酸化熱が内部にこもって自然発火します。木工や絵画、飲食店の厨房で実際に火災が起きています。
広げれば熱が逃げ、水に浸せば酸素と切り離せます。どちらも「熱をこもらせない」という同じ対策です。
答えは○でした丸めて重ねると、酸化熱が内部にこもって自然発火します。木工や絵画、飲食店の厨房で実際に火災が起きています。
広げれば熱が逃げ、水に浸せば酸素と切り離せます。どちらも「熱をこもらせない」という同じ対策です。

Mさんの現場では、油の染みた布を丸めて隅に積んでいた。これは酸化熱がこもり、自然発火につながるおそれがある。

正解です乾性油は空気中で酸化しながら固まり、そのとき熱を出します。布の中に熱がこもると温度が上がり、火がなくても発火します。
広げて乾かすか、水に浸してから捨てるのが対策です。どちらも「熱をこもらせない」という同じ考え方です。
答えは○でした乾性油は空気中で酸化しながら固まり、そのとき熱を出します。布の中に熱がこもると温度が上がり、火がなくても発火します。
広げて乾かすか、水に浸してから捨てるのが対策です。どちらも「熱をこもらせない」という同じ考え方です。

自然発火を防ぐには、通気を悪くして密閉することが有効である。

答えは×でした通気を良くして熱を放散させることが有効です。密閉すると熱がこもり危険です。
正解です通気を良くして熱を放散させることが有効です。密閉すると熱がこもり危険です。

第4類の動植物油類は、ヨウ素価の大小により乾性油・半乾性油・不乾性油に分けられ、乾性油ほど自然発火の危険性が高い。

正解ですヨウ素価は油の中の二重結合の多さを表す数値で、大きいほど酸化しやすくなります。
 乾性油(ヨウ素価が高い)… アマニ油・桐油。空気中で酸化して固まる。自然発火の危険が大きい
 半乾性油… なたね油・大豆油
 不乾性油(ヨウ素価が低い)… ヤシ油・オリーブ油。酸化しにくい
油性塗料やニスが固まるのは、乾性油のこの性質を利用したものです。
答えは○でしたヨウ素価は油の中の二重結合の多さを表す数値で、大きいほど酸化しやすくなります。
 乾性油(ヨウ素価が高い)… アマニ油・桐油。空気中で酸化して固まる。自然発火の危険が大きい
 半乾性油… なたね油・大豆油
 不乾性油(ヨウ素価が低い)… ヤシ油・オリーブ油。酸化しにくい
油性塗料やニスが固まるのは、乾性油のこの性質を利用したものです。

まとめ

鍋の油は目を離さない、燃えたらふたをする、油を拭いた布は広げて乾かすか水に浸す。どれも、油が熱をためると燃え出すという同じ性質から来ています。

こうした身近な話は、危険物乙4の勉強の中に数多く出てきます。何を勉強する資格なのかは危険物乙4は何を勉強する?に、問題は一問一答10問にまとめています。

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このページについて

消火器の使い方や点検は、製品の説明書と、お住まいの地域の消防署の案内に従ってください。

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